日本は「痴漢天国」、「痴漢大国」と言われることが間々あります。確かに毎日のように「痴漢」が起こっています。ある意味でそう言われても仕方のないことでしょう。 では、こうした言説はいつから起こったものなのでしょうか。それにつ […]
私には少し変わった経歴がございます。理系から文系へ転身したこと、今は研究者ですが昔は会社員として働いていたこと、タイで6年ほど教えたこと、など普通の研究者といくつか異なったところがありますが(これらについては追い追い書い […]
時々、学生から「先生、私、研究者の能力があるでしょうか?」とか、「研究者に向いていますか?」といった質問をされます。自分の将来が不安なのでしょう。よくわかります。若いですよね。この問いは、一見、難しい質問のように思えます […]
今日は、少し脱線してあえて違う話をします。私が知らず知らずのうちに行ってきた想像力の涵養法についてです。もしかしたら皆さんもしていたのかもしれませんが、あまりこういうことを他人に聞くことがないので、他人のことはわかりませ […]
さて、今度はなぜ、そしていつ頃、日本で「痴漢」という語の意味が変わったのかという問題について書きたいと思います。つまり、元々は「愚かな男」や「馬鹿な男」しか意味していなかった「痴漢」が、なぜ、いつ頃、「女性に淫らな行為を […]
前回、「痴漢」という語に対して大きく三つの疑問があると言いました。今回はその一つ、長い間、この語がどうして中国の書物にほとんど出てこなかったのか、という問題についてです。 この言葉を中国の書物で集めてみると(ひたすら漢字 […]
前回は私が高校時代に受けた被害について書きました。今回から少し「痴漢」という語について、その歴史や特質などについてわかったことを書いていきたいと思います。 『日本国語大辞典』(小学館)によると、「痴漢」には二つの意味があ […]
事件は突然起こりました。それは高校1年生の時でした。 ある日、あれは50歳くらいの男の人だったでしょうか。学校帰りの電車の中で僕は、ものすごく激しい「痴漢」に遭いました。 満員電車の中で、手から始まり、体中をくまなく触ら […]
これまでどちらかというといいこと???ばかり書いてきたと思いますが、今日から何回か自分が経験した挫折や事件などについて書いてみたいと思います。 まず今日は受験についての挫折です。 最初に小さい頃からいろんな先生に教えても […]
前回までは、実家のある奈良のことについて書いてきました。今回は私が長年抱えてきたコンプレックスについてお話しします。 私の最大のコンプレックスは、背が小さいことでした。高校に行って30cm延びて、今では176cmあるもの […]